心斎橋大丸に、劇場がある。(Fado no Japão 2016)

阪神大震災以前の話ですが、

大阪の北浜というところに三越百貨店があって、その最上階に「三越劇場」という映画館がありました。

もともとはそこでお芝居や演芸もしていたらしいのですが、私がよく行っていたころはもう映画だけでした。

それも古い名画や、ミニシアター系(その頃はあまりなかった)。

ゴダールの初期の映画や、眠気を思いっきり誘うモノクロのフランス映画や…

そう、あの「DIVA」に出会ったのも三越劇場だったなぁ。

震災で被害があったとかで、三越劇場もそしていつしか三越デパートもなくなりました。

サウダーデを感じる場所のひとつではあります。

そうそう、三越劇場の下の食堂も美味しかったし、劇場の責任者のおっちゃんも面白い人だった…

 

で、本題です。

デパートに劇場、ってもうないと思っていたら、なんと心斎橋の大丸にあったんですね。知らなかった。

その名も「大丸心斎橋劇場」。

 

そこは映画ではなく、コンサートが主に開催されています。音響がすごくいい、との噂。

「ファド来日コンサートツアー FADO no Japão 2016」、松山の次は大阪です。

この劇場で行われます。

詳細は以下の通り。 平日の夜ですが、アクセスもいいのでお仕事の帰りなどにぜひこの美しい劇場で、本場のファドを堪能してください。

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9/6 大阪 Casa do Fado OSAKA 5°

日時: 2016年9月6日(火) 開場18:00 開演19:00
会場: 大丸心斎橋劇場 大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-7-1

料金: 前売り:4,000円 前売りペア:7,500円 / 当日:4,500円
出演:
Jaqueline Carvalho(Fadista 歌手)
António Parreira(Guitarra Portuguesa ポルトガルギター)
月本一史(Guitarra Portuguesa ポルトガルギター)
金子しゅんのすけ(Viola de Fado ギター)
田中真二(Viola Baixo ベース)

チケットのお求め:M.T.E.Cショッピングカート
E-mail ticket@mtec-pt.biz(M.T.E.C)
FAX 020-4664-2415(M.T.E.C)

FADO no Jpao 公式ページ

 

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堀ポル-2009年8月第1回

さて、ずーっとコラムを書いてきましたが、やっとポルトガル講座再開です。引越しあり、風邪引きあり、家族の引越しあり、などでなかなか開催できなかったのですが、場所を「掘りごたつ屋敷」に移して始まりました。そう、なのでオブザーバーの猫たちはいないです。
「掘りごたつ屋敷」というのは、講師のつっきー氏が6年前からそこで「Monthly Radio 掘りごたつ会議」というインターネットラジオを撮り始めたころからそう呼ばれるようになって、まあ、掘りごたつの上にマイクを立ててやってる、っていうところが由来です。最近は「ニコニコ動画」からでも聴けるそうですよ。
なので今回から「堀ポル」です。よろしくお願いします。
で、非常にひさしぶりなので、もう復習しかないです。今回は「現在形の動詞活用」にとどまりました。
穴あき問題をやりました。
Cantar 歌う  (-ar動詞)
Eu  cant( )  |   Nós  Cantamos
-------------------
você canta  |  eles  Cant( )
Tomar 摂取する  (-ar動詞)
Eu  tomo    |   Nós  tom( )
-------------------
você tom( )  |  eles  tomam
Viver 生きる (-er動詞)
Eu  vivo     |   Nós  viv( )
-------------------
você viv( )  |  eles  vivem
ちなみに、ライブ(Live)のことを、ポルトガル語ではVivoといいます。直訳なのね。
Vencer 勝つ (-er動詞)
Eu  ven(  )   |   Nós  vencemos
-------------------
você vence  |  eles  vinc( )
Partir 壊す/出発する (-ir動詞)
Eu  part( )   |   Nós  partimos
-------------------
você parte  |  eles  part( )
Conseguir 得る/できる
Eu  consigo   |   Nós  conseg( )
-------------------
você conceg( ) |  eles  vconceguem
答えは次回にします。やってみてください。
ポイントは、

動詞の活用は「発音ありき」。発音にあわせて「字が変わる」。

謎めいた言葉ですねー。
例えば、日本語で「カ、キ、ク、ケ、コ」にあたる文字をポルトガル語で書こうとすると、
Ca、Ci、Cu、Ce、Co
となりそうなんですが、ポルトガル語の場合、Ciは「si」、Ceは「se」と読むので、「か、し、く、せ、こ」になってしまいます。「カ、キ、ク、ケ、コ」にするには、こうします。
Ca、Qui、Cu、Que、Co
では、逆にCを使って「サ、シ、ス、セ、ソ」にするには、
ça、ci、çu、ce, ço
セジーリャ(Cedilha)と呼ばれるおひげをつけます。フランス語でもみかけますね、これ。フランス語では「セディーユ(Cédille)」といいます。
『動詞の活用は「発音ありき」。発音にあわせて「字が変わる」』の謎がとけました?
これで、Vencerの活用は間違えないはず。
もうひとつ、発音の影響を受ける「ガ、ギ、グ、ゲ、ゴ」も書いておきましょう。
Ga、Gi、Gu、Ge、Go
これもGiとGeがそれぞれ「ji」、「je」の発音になるので、
Ga、Gui、Gu、Gue、Go
となります。これで、今度は「Conseguir」の活用でひっかからないですね。
さて今回は、もうひとつ発音のポイントを習いました。アクセントの置き方なのですが、強調する節(ポルトガル語の場合特になにもアクセント記号がつかなければ、後ろから二番目の母音になります。それを強く言う、っていうのが難しければ、
伸ばそうー
例えば、Eu canto o Fado. だったら、「カーント ぉ ふぁーど」って言うと、伸ばす部分は自然と強く発話され、その後の節は自然と小さくなります。
なんとなくそれっぽく発音できたのに満足して、晩御飯へと流れたのでした。この日は、「きゅうりのもずく和え(きゅうりは掘りごたつ農園採れたて)」と「ゴーヤチャンプルー」と「丹羽の黒豆枝豆(蒸したのん)」でした。

Flash Forward: Portuguese Vocabulary

Flash Forward: Portuguese Vocabulary

  • 作者: Living Language
  • 出版社/メーカー: Living Language
  • 発売日: 2009/09/22
  • メディア: ハードカバー

ポルトガルの海水浴 その1

あんまり暑いので...
Está quente!!
海水浴に出かけましょう。
ポルトガルは海に面しています。なので、海水浴のメッカ!のはず。
「はず」というのは、ポルトガルの夏を知らなかったのですよ。去年まで。行ったのは、9月、10月、4月。
去年初めて7月に行きました。スーツケースにこっそり(その必要はないのだけれど)、水着を忍ばせて。
つっきー氏の先生の田舎(S.Francisco da Serra) の近くには広大なビーチがある(Santo André Lagoon & Beaches)と聞き、当日の朝はこっそり(その必要なないのだけれど)、水着を服の下に身につけ。
場所など、詳しくはこちらの6と7を参照のこと。
S. Francisco da Serra ブログも見つけました。こちら。パレイラ先生の写真が載ってます。ちょっと、かなり、若い。

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うぉお、夏だ!ビーチだ!

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なんだこれは!広すぎる。大小関係で言えば、
Santo André Lagoon & Beaches > フランスのノルマンディ、オマハビーチ > イタリアのイタリアン・リビエラ
おまけに何もない。なさすぎだ。

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波大き!私は「海水浴」に来たのだ!サーファーじゃないぞ。
おまけに、寒い!
しばらくして(しばらくしなくてもわかりきっているのに)、監視員らしき人たちが「黄色い旗」を揚げて、その日は遊泳禁止となった。言われなくても、誰も泳いでなかったけれど。でも、浜辺では、この波と風で打ち上げられたと思われるセイウチ、みたいな人たちがころがっていた。
ラグーンの方は波がないので、子供たちや家族連れはそっちに向かっていたけど、そもそも寒くてそんな気になれない。もう何枚か上に羽織りたいぐらいだ。
タイヤか何かが故障した、と先生が車で修理にどっかに行っている間、辺りをぶらぶらする。ほんまに何にもない。
こんなカフェを発見。版権的に大丈夫なのか?このロゴ。

5.jpg

「西の果て」感、「大西洋に来ちゃった」感を味わうには、ロカ岬よりこちらをお奨めしたい。
まあ、ロカ岬はロカ岬で、行くまでのしんどさ(必ず車酔いします)を思うと、あれはあれで「果て」感はかなりあるけれども。
次回は、もっとやわな海水浴場をご紹介します。