さて、ずーっとコラムを書いてきましたが、やっとポルトガル講座再開です。引越しあり、風邪引きあり、家族の引越しあり、などでなかなか開催できなかったのですが、場所を「掘りごたつ屋敷」に移して始まりました。そう、なのでオブザーバーの猫たちはいないです。
「掘りごたつ屋敷」というのは、講師のつっきー氏が6年前からそこで「Monthly Radio 掘りごたつ会議」というインターネットラジオを撮り始めたころからそう呼ばれるようになって、まあ、掘りごたつの上にマイクを立ててやってる、っていうところが由来です。最近は「ニコニコ動画」からでも聴けるそうですよ。
なので今回から「堀ポル」です。よろしくお願いします。
で、非常にひさしぶりなので、もう復習しかないです。今回は「現在形の動詞活用」にとどまりました。
穴あき問題をやりました。
Cantar 歌う (-ar動詞)
Eu cant( ) | Nós Cantamos
-------------------
você canta | eles Cant( )
Tomar 摂取する (-ar動詞)
Eu tomo | Nós tom( )
-------------------
você tom( ) | eles tomam
Viver 生きる (-er動詞)
Eu vivo | Nós viv( )
-------------------
você viv( ) | eles vivem
ちなみに、ライブ(Live)のことを、ポルトガル語ではVivoといいます。直訳なのね。
Vencer 勝つ (-er動詞)
Eu ven( ) | Nós vencemos
-------------------
você vence | eles vinc( )
Partir 壊す/出発する (-ir動詞)
Eu part( ) | Nós partimos
-------------------
você parte | eles part( )
Conseguir 得る/できる
Eu consigo | Nós conseg( )
-------------------
você conceg( ) | eles vconceguem
答えは次回にします。やってみてください。
ポイントは、
動詞の活用は「発音ありき」。発音にあわせて「字が変わる」。
謎めいた言葉ですねー。
例えば、日本語で「カ、キ、ク、ケ、コ」にあたる文字をポルトガル語で書こうとすると、
Ca、Ci、Cu、Ce、Co
となりそうなんですが、ポルトガル語の場合、Ciは「si」、Ceは「se」と読むので、「か、し、く、せ、こ」になってしまいます。「カ、キ、ク、ケ、コ」にするには、こうします。
Ca、Qui、Cu、Que、Co
では、逆にCを使って「サ、シ、ス、セ、ソ」にするには、
ça、ci、çu、ce, ço
セジーリャ(Cedilha)と呼ばれるおひげをつけます。フランス語でもみかけますね、これ。フランス語では「セディーユ(Cédille)」といいます。
『動詞の活用は「発音ありき」。発音にあわせて「字が変わる」』の謎がとけました?
これで、Vencerの活用は間違えないはず。
もうひとつ、発音の影響を受ける「ガ、ギ、グ、ゲ、ゴ」も書いておきましょう。
Ga、Gi、Gu、Ge、Go
これもGiとGeがそれぞれ「ji」、「je」の発音になるので、
Ga、Gui、Gu、Gue、Go
となります。これで、今度は「Conseguir」の活用でひっかからないですね。
さて今回は、もうひとつ発音のポイントを習いました。アクセントの置き方なのですが、強調する節(ポルトガル語の場合特になにもアクセント記号がつかなければ、後ろから二番目の母音になります。それを強く言う、っていうのが難しければ、
伸ばそうー
例えば、Eu canto o Fado. だったら、「カーント ぉ ふぁーど」って言うと、伸ばす部分は自然と強く発話され、その後の節は自然と小さくなります。
なんとなくそれっぽく発音できたのに満足して、晩御飯へと流れたのでした。この日は、「きゅうりのもずく和え(きゅうりは掘りごたつ農園採れたて)」と「ゴーヤチャンプルー」と「丹羽の黒豆枝豆(蒸したのん)」でした。
Flash Forward: Portuguese Vocabulary
- 作者: Living Language
- 出版社/メーカー: Living Language
- 発売日: 2009/09/22
- メディア: ハードカバー