堀ポル-2009年8月第1回

さて、ずーっとコラムを書いてきましたが、やっとポルトガル講座再開です。引越しあり、風邪引きあり、家族の引越しあり、などでなかなか開催できなかったのですが、場所を「掘りごたつ屋敷」に移して始まりました。そう、なのでオブザーバーの猫たちはいないです。
「掘りごたつ屋敷」というのは、講師のつっきー氏が6年前からそこで「Monthly Radio 掘りごたつ会議」というインターネットラジオを撮り始めたころからそう呼ばれるようになって、まあ、掘りごたつの上にマイクを立ててやってる、っていうところが由来です。最近は「ニコニコ動画」からでも聴けるそうですよ。
なので今回から「堀ポル」です。よろしくお願いします。
で、非常にひさしぶりなので、もう復習しかないです。今回は「現在形の動詞活用」にとどまりました。
穴あき問題をやりました。
Cantar 歌う  (-ar動詞)
Eu  cant( )  |   Nós  Cantamos
-------------------
você canta  |  eles  Cant( )
Tomar 摂取する  (-ar動詞)
Eu  tomo    |   Nós  tom( )
-------------------
você tom( )  |  eles  tomam
Viver 生きる (-er動詞)
Eu  vivo     |   Nós  viv( )
-------------------
você viv( )  |  eles  vivem
ちなみに、ライブ(Live)のことを、ポルトガル語ではVivoといいます。直訳なのね。
Vencer 勝つ (-er動詞)
Eu  ven(  )   |   Nós  vencemos
-------------------
você vence  |  eles  vinc( )
Partir 壊す/出発する (-ir動詞)
Eu  part( )   |   Nós  partimos
-------------------
você parte  |  eles  part( )
Conseguir 得る/できる
Eu  consigo   |   Nós  conseg( )
-------------------
você conceg( ) |  eles  vconceguem
答えは次回にします。やってみてください。
ポイントは、

動詞の活用は「発音ありき」。発音にあわせて「字が変わる」。

謎めいた言葉ですねー。
例えば、日本語で「カ、キ、ク、ケ、コ」にあたる文字をポルトガル語で書こうとすると、
Ca、Ci、Cu、Ce、Co
となりそうなんですが、ポルトガル語の場合、Ciは「si」、Ceは「se」と読むので、「か、し、く、せ、こ」になってしまいます。「カ、キ、ク、ケ、コ」にするには、こうします。
Ca、Qui、Cu、Que、Co
では、逆にCを使って「サ、シ、ス、セ、ソ」にするには、
ça、ci、çu、ce, ço
セジーリャ(Cedilha)と呼ばれるおひげをつけます。フランス語でもみかけますね、これ。フランス語では「セディーユ(Cédille)」といいます。
『動詞の活用は「発音ありき」。発音にあわせて「字が変わる」』の謎がとけました?
これで、Vencerの活用は間違えないはず。
もうひとつ、発音の影響を受ける「ガ、ギ、グ、ゲ、ゴ」も書いておきましょう。
Ga、Gi、Gu、Ge、Go
これもGiとGeがそれぞれ「ji」、「je」の発音になるので、
Ga、Gui、Gu、Gue、Go
となります。これで、今度は「Conseguir」の活用でひっかからないですね。
さて今回は、もうひとつ発音のポイントを習いました。アクセントの置き方なのですが、強調する節(ポルトガル語の場合特になにもアクセント記号がつかなければ、後ろから二番目の母音になります。それを強く言う、っていうのが難しければ、
伸ばそうー
例えば、Eu canto o Fado. だったら、「カーント ぉ ふぁーど」って言うと、伸ばす部分は自然と強く発話され、その後の節は自然と小さくなります。
なんとなくそれっぽく発音できたのに満足して、晩御飯へと流れたのでした。この日は、「きゅうりのもずく和え(きゅうりは掘りごたつ農園採れたて)」と「ゴーヤチャンプルー」と「丹羽の黒豆枝豆(蒸したのん)」でした。

Flash Forward: Portuguese Vocabulary

Flash Forward: Portuguese Vocabulary

  • 作者: Living Language
  • 出版社/メーカー: Living Language
  • 発売日: 2009/09/22
  • メディア: ハードカバー

ポルトガルのワイン再び

先日、ワイン販売の「株式会社岸本」主催のワイン試飲会にお邪魔しました。
「株式会社岸本」は、オンラインショップ「eurovin(ユーロヴァン)」で、オーガニックワインを中心に販売されてます。
先日のワインのメインは、イタリア、シチリア島のワインでした。

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憧れのシチリア...海産物のイメージが強く、白かなー、と思いきや、赤。しっかりしていてまろやか。
イタリアの肉料理が口の中で暴走妄想する。
が、今日は南堀江「カフェー・ペソア」のマスターとご一緒したので、ポルトガルワインも続々登場。もちろん、先日ご紹介したヴィーニョ・ヴェルデ「NOPA」も。
NOPAと、今回は同じ生産者のバッツシー(BATUSSI Alentejano Reserva)、ドウロワインのガルディアン(Guardião Douro)の3種類を頂きました。

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個人的にはBATUSSIのReservaが気に入ったのですが、Reservaではなくスタンダードの方がスパイシー、と聞いて、お持ち帰りはそちらにしました。もう、このあたりで、口の中はもうどんなんでもいいから「肉!」になってくる。
ポルトガルワインの方は、eurovinの別館「ワインポルトガル館」で注文できます。なんと今、NOPA・BATUSSI(Reservaでない方)・Guardiãoが夏のセール中です。ビールもいいけど、ギンギンに冷やしたヴィーニョ・ヴェルデで酸味のあるさっぱりしたお料理や、赤ワインで肉!で、この夏を乗り越えるのもいいかも。それにしてもコストパフォーマンスがよすぎです。