ポルトガルの海水浴 完結編

なぜ「完結編」かと言うと、

http://necopol.blog.so-net.ne.jp/2010-07-18 ポルトガルの海水浴 その3

http://necopol.blog.so-net.ne.jp/2009-07-10 ポルトガルの海水浴 その2

http://necopol.blog.so-net.ne.jp/2009-07-09 ポルトガルの海水浴 その1

今までこんな感じで書いてたんです。

で、それまでは「こんな海水浴場がありますよ~」的な記事で終わってたのですが、今回の旅でとうとう「大西洋に浸かった」ので、まあ念願がかなった(?)ちゅうことで完結します。

で、今回はどこのビーチかと言うと、前々から目をつけていたところなのです。

どこで目をつけたか? 

ここから↓

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今回初めて、昼間リスボン着で天気も快晴だったため、テージョ川河口の北側にこんなビーチを見つけて写真に収めていたのでした。

で、アパートで今回のいろんなミッションのいくつかが一段落した後、「海行こう!海!!」ってことになりました。アパートにプリンターで印刷した街ガイドみたいなのを大家さんが置いていてくれた中に、なんとこのビーチの情報が。

その名は、「Costa da Caparica」 Googleマップはこちら

情報では、地下鉄「Praça de Espanha」駅 前のロータリーから、「Transportes Sol de Tejo(TST)」(南テージョ交通)のバス153に乗って30分程度。終点なので安心です。チケットはパスロータリーの一番手前のボックスで買うか、バスに乗るときに買います。3ユーロちょいだったと思う。

行程で、「4月25日橋」を通り「クリストレイ」が見えたりするので、観光もいっぺんに済ませられます。

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で、30分後は、

海の家~、みたいな~。

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さっそく浜へ向かうけど、これはこんがり火傷するわ、な陽射し・

パラソルとチェア2つ借りるのいくら?と訊いてみると12ユーロ( ビーチが閉まる17時まで、という非常におおらかな時間設定)。一人6ユーロなら安いよね、ということで。

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↑ こんなのが12ユーロ。(※被写体は私ではありません) 

一応証拠写真↓

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で、肝心の海水浴ですが…

浸かりましたよ、大西洋に。

泳げません。

冷たすぎ。波高すぎ。

ちょっと挑戦して波に向かうと、イケメンのライフガードに笛をぴっぴと吹かれる。

でも、「大西洋に浸かる」が夢だった私は、大満足なのでした。

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連れのファディスタTちゃんの撮った写真! 

で、昼ごはんは「海の(たぶん夏だけ出没する)レストラン」で

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「海の家」と言えば、焼きそばだと思っていた寂しい発想の日本人はたいそう感動したのでありました。

リスボンより、鰯は太ってたし!

これにて「海水浴シリーズ(?)」は終わりです。

多分、もう行かないし(笑)。

でも、もしかしたらまた何かのご縁があるかも。

そもそも、この国には2回目の旅行でもう終わりって、思ってたんだもの。 

 

ポルトガルの海―フェルナンド・ペソア詩選 (ポルトガル文学叢書 (2))

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  • 出版社/メーカー: 彩流社
  • 発売日: 1997/01
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ポルトガルの海水浴 その3

今度の海水浴は、リスボンからいちばん近場。

Cascais(カスカイス)です。

Cascaisはポルトガルに来るたびに毎回行く町で、ひとつの旅行で2回いったりもします。なぜか、っていうのは、理由がそのときそのときで違うのですが、とにかくリスボンから30分ぐらいでいけるので、スッと行きやすいっていうのもあります。

Cais de Sodreという駅から乗ります。地下鉄も乗り入れているので便利です。

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出発してしばらくすると、Santosあたりで右手に「国立古美術館」が見えます。それからベレン地区。ジェロニモス修道院、発見のモニュメント、シザ建築のベレン文化センター、ベレンの塔...右左に次々展開するので首が忙しい!!

郊外の住宅地区をいくつか過ぎると、左手に再びテージョ川がみえてきますが、もう川には見えません。対岸はあれども、半分海!

 

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駅はとてもかわいいです。もうたった30分で、気分はプチリゾート。

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駅から町の中心に向かう通り。たくさんのお店やレストランがあります。

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歩いている人の表情も楽しげで穏やか。

Cascaisのど真ん中でも泳げます。隣は漁港、沖には無数の漁船が...

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今回は、前々からしてみたかった、CascaisからEstril(エストリル)までの海岸沿いの遊歩道を歩く、というのをやってみました。のんびり歩くと20分ぐらいの距離。

プライベートビーチもあります。Cascaisのリゾートホテルのものでしょうか。

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パブリックビーチもあるので、着替えできる場所さえ確保できれば...

見つからない場合は、リスボンを出るときに下に水着を着ておく→泳ぐ→日光で水着ごと乾かす→上着を着て帰る。貧乏くさいなぁ。いや、貧乏だからいいの。お金があればぜひホテルに宿泊を。もしかしたら、泊まっていなくてもお金を払えば更衣室は借りれるのかな。パブリックビーチにも公共の更衣室やシャワーがあるかどうかも、今度(夏に)行ったときに訊いてみようっと。実は水着をポルトガルにもってきていたのですが、「泳ぐ時間はないよ」と却下され...

この日もピーカン。6月の日差しを私はかいかぶっており、この日の夜、足首に水ぶくれ!でした。海水浴シリーズ、3回目になりましたが、まだ海水に足さえ浸していない私でありました。でも、泳がなくても、遊歩道沿いにレストランやバーがあり、海を眺めているだけでもしあわせ。

ちょうど、ワールドカップの「日本vsオランダ」のあった日で、レストランやバーで放映していたらしいのですが、私たちがついたときはすでに終わっていたみたい。あとから店にいた人たちの目のそらし方を思い出し、あれは負けてたんだろうな、と思ったのでした。

リスボンで、負けを確認。そういえばオレンジ色の人たち、機嫌よかったし。

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やっと、ポルトガル単独の「るるぶ」が出てました。
るるぶポルトガル (るるぶ情報版 B 17)

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ポルトガルの海水浴 その2

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のっけから、のんびりした風情です。

これぞ、海水浴!

でもまさか、ここに私の求めていた「海水浴」があったなんて…今日は水着ないよ。
ここは、リスボンからバスで1時間程度走ったところにある、Ericeiraという町。秋に一度訪ねたことがあり、このビーチでこんな写真を撮りました。

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そう、7月なんだから予想しておかなくちゃ。

ともかくEriceiraは美しい町です。夕日の絶景スポットでもあります。季節外れに訪れても、シーズンまっさかりでも、それぞれの楽しみ方があります。

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以前、そんな風に薦めた人に「もっとひなびたところを想像していた」との感想をもらったことがあるのですが、確かに私も、沢木耕太郎の「天涯」シリーズの中で2枚だけあった、どこか寂しげな写真を見て出かけたので、そういう思い込みがあったと思います。でも、人が生きている場所に対して、外部の人間が「鄙び、素朴さ」を保つことを求めるのは傲慢にも思います。この町は、自身の観光資源の価値をわかっていて、7,8年前からかなり凝った町の公式サイトを作って、差別化を図っているように思います。リゾート開発地・旧市街・海水浴場・サーフィンスポット、バランスがとてもよく取れている。そういうところも、私がこの町に惹かれる点かもしれない。

そう、その公式サイトが最近かなりリニューアルされて、ボディボードやサーフィンスポットとしての海をかなり押してますねー。

秋に始めて行った時、実はいきなり目に飛び込んできたのは、サーフィンをする少年たちだったけ。

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そうそう、海水浴。ここにはSanto André Lagoon & Beachesのような衝撃はないですが、リスボンの喧騒からちょっと離れて、子供たちの嬌声と波の音が交差する、特別なようで特別でない一日を過ごすには最適なところなのでしょう。

Hotel Vila Gale Ericeiraというホテルが、「エリセイラ観光ホテル」って風情で、もう「海水浴」ならここでしょ!って感じでした。1泊ぐらいしたいなぁ。

ポルトガルの海水浴 その1

あんまり暑いので...
Está quente!!
海水浴に出かけましょう。
ポルトガルは海に面しています。なので、海水浴のメッカ!のはず。
「はず」というのは、ポルトガルの夏を知らなかったのですよ。去年まで。行ったのは、9月、10月、4月。
去年初めて7月に行きました。スーツケースにこっそり(その必要はないのだけれど)、水着を忍ばせて。
つっきー氏の先生の田舎(S.Francisco da Serra) の近くには広大なビーチがある(Santo André Lagoon & Beaches)と聞き、当日の朝はこっそり(その必要なないのだけれど)、水着を服の下に身につけ。
場所など、詳しくはこちらの6と7を参照のこと。
S. Francisco da Serra ブログも見つけました。こちら。パレイラ先生の写真が載ってます。ちょっと、かなり、若い。

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うぉお、夏だ!ビーチだ!

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なんだこれは!広すぎる。大小関係で言えば、
Santo André Lagoon & Beaches > フランスのノルマンディ、オマハビーチ > イタリアのイタリアン・リビエラ
おまけに何もない。なさすぎだ。

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波大き!私は「海水浴」に来たのだ!サーファーじゃないぞ。
おまけに、寒い!
しばらくして(しばらくしなくてもわかりきっているのに)、監視員らしき人たちが「黄色い旗」を揚げて、その日は遊泳禁止となった。言われなくても、誰も泳いでなかったけれど。でも、浜辺では、この波と風で打ち上げられたと思われるセイウチ、みたいな人たちがころがっていた。
ラグーンの方は波がないので、子供たちや家族連れはそっちに向かっていたけど、そもそも寒くてそんな気になれない。もう何枚か上に羽織りたいぐらいだ。
タイヤか何かが故障した、と先生が車で修理にどっかに行っている間、辺りをぶらぶらする。ほんまに何にもない。
こんなカフェを発見。版権的に大丈夫なのか?このロゴ。

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「西の果て」感、「大西洋に来ちゃった」感を味わうには、ロカ岬よりこちらをお奨めしたい。
まあ、ロカ岬はロカ岬で、行くまでのしんどさ(必ず車酔いします)を思うと、あれはあれで「果て」感はかなりあるけれども。
次回は、もっとやわな海水浴場をご紹介します。